「いくひかり」はモチモチ感に優れ、「こしひかり」と同等の食味を持ち、特に冷めた時にはこしひかりにも優るのが特長とも言われています。そのモチモチ感(粘り)を示すアミロース含有率はこしひかりが約17%、いくひかりが16%と、いくひかりの方が1%程度低い(低い方が粘りが強い)傾向があります。炊き上がりはこしひかりよりふっくらとしており、冷めても粘りはこしひかりよりも強く、パサつき感が少なくもっちり。おにぎりやお弁当などにも最適のお米なのです。
いくひかりは茎が太く、水を吸い上げる力が強いのが特徴です。さらにこしひかりより背丈が短いので倒れにくく、台風にも、いもち病にも強い品種です。そして何よりその食味評価の高さが鹿児島県と福井県の「奨励品種」選ばれている理由です。こしひかりの美味しさを引き継ぐ新ブランド米が、このいくひかりなのです。